ローソファ専門店HAREM × 伝統工芸
イベント in JTCW2016
「漆器、地酒で嗜む山中町の夜」レポート

ソファー専門店 HAREM

BARイベント「漆器、地酒で嗜む山中町の夜」レポート

大阪ショールームでは石川県山中町の伝統工芸「山中漆器」とコラボレーション。漆器のみならず、漆器を作る際の木を挽く技術で生まれた木目の透けるランプシェード「山中ウスビキライト」や、キャンドルスタンド「万葉燭台」など、様々な商品を展開しました。JTCW 2016最後の夜にはとことん山中町の空気を味わうべくBARイベントを開催!その夜の模様を写真で辿ります。

HAREM、今宵はBAR営業です。

イベントの発端は、山中漆器のぐい飲み。
HAREMの酒好きスタッフが「実際にこれでお酒を飲んでみなければ良さも伝わらないのでは?」という発想からこのイベントが始まりました。そこから、

「じゃあ社員旅行で訪れた(今年のHAREM社員旅行の宿泊先は石川県山中町でした)あの素敵なバーに出張をお願いしよう!」
「音楽も粋でなくては!」
「待て!主役は山中漆器だぞ?」

と瞬く間に膨らみ、BARあり、津軽三味線あり、山中漆器についてのトークライブありのてんこ盛りな内容に仕上がった訳です。


実は出張でお越しいただいたバーテンダーの下木さんより、「お月見」というコンセプトを頂いておりました。しかもただならぬ「(かつて平安貴族が楽しんだような)お月見」です。 十二単は今からでは間に合わない!ということで、スタッフは(ほぼ全員)和装でお出迎えする事となりました。

落ち葉やすすきで秋の風情。外には焚き火コーナーも用意しました。



着物のお客様もたくさんいらっしゃっていて、ローソファ、JAZZ、漆器、着物、BAR、津軽三味線というどこまでも和洋折衷素敵な空間に仕上がっていました。しかもお客様の中にはお着物にベレー帽やスカーフを合わせている方もいて、なんてお洒落なんだ!

守田漆器さん、お話聞かせてください!

この日は山中漆器の商品を多数取り扱う守田漆器株式会社の守田専務にもお越しいただき、山中について、漆器について、たくさんお話を伺いました。

左から、インタビュアーのHAREM取締役・岸宗大輔、守田漆器株式会社・守田貴仁専務

その頃私は、二階の事務所でひたすらおつまみ用のスルメとミックスナッツを詰めていたので、インタビュアーに感想を聞いてみましょう。

守田さんとお話をして、一番印象に残ったのは伝統工芸の中にある「継承」という言葉と「世代」という概念です。
これは守田さんがはっきりと言葉にしていた訳ではないのですが、言葉の奥からそういった想いがひしひしと伝わってきましたね。

家業である守田漆器を継ぐことを決心していた上で、あえて知見を広めるためにアメリカに留学して工学を学んできたお話や、現代では機械で行なう作業も昔は夫婦や家族で一丸となってやっていたお話など…。
これらをしっとりと目を輝かせながらお話しする守田さんの横顔を見て、自分が山中漆器の伝統を先祖から継いでいるということを誇りに思い、それに役割や責任を持って仕事をされているんだろうなぁ、と横で話を聞きながら感銘を受けていました。
「この山中漆器という伝統工芸を継いだからには自分もこれを次の世代に伝えていく役割がある」そういった意志が、マイクを通して聴衆の皆様に伝わっていったと思います。

実際に守田さんは山中漆器連合協同組合の青年部の部長という役割を担い、今の若い人達に山中漆器を知ってもらう活動を推進しています。
例えば、山中漆器の塗りを使ってガンプラ(ガンダムプラモデル)の世界大会に出品し、幅広い層の認知度を高めたり、山中漆器の技術でインテリアを作るなど。こういった自分達の世代ならではの発想や活動で、次の世代の職人さんを集めたり、その後ろ姿を自分達よりも若い世代に見せたりしているんですね。
これも正に伝統継承のひとつの在り方だと思います。 こうやって次の世代に「山中漆器」が継承されていき、「山中漆器という文化」も育っていくんだなと感じました。

対談中では、守田さんの想いに触発されて感傷極まった私が「そうなんですよね、我々の世代が頑張っている姿を前に立って見せてあげて、それを次の世代の子達にしっかり伝えていかないと!!それが伝統ですから!」なんて声が大きくなるシーンもあったりしました。それくらい商品や伝統工芸に対する想いが詰まったお話をしていただきました。
また、皆さんの真剣な眼差しからは守田さんの想いがはっきりと伝わったことを熱く感じました。短い時間でしたが非常に充実した対談になったな!と、確信しております。

山中漆器についてより詳しく知りたい方は、ぜひこちらも併せてご覧くださいませ!
連載コラム第三回:【産地訪問】山中漆器をめぐる社会見学

HAREM × 守田漆器で製作したキャンドルスタンド「万葉燭台」

津軽三味線の音色と石川のお酒に酔いしれて。

といきたい所ですが、空間を切り裂くような激しい演奏の曲もあり目も酔いも醒めるようなかっこよさでした。
初音ミク「千本桜」やX JAPAN「紅」のような有名でキャッチーな選曲から、「月夜をイメージできるような曲」という一風難しそうなリクエスト(バーテンダーの下木さんから!)にも応え、そのスケールの大きさ、柔軟さ。さすがの一言です!

奥から、津軽三味線奏者の打土井拓さん、ギター奏者の善本さん。

そして様々な石川の地酒を提供してくださっていたのは、先ほどから何度か登場している「和酒BAR 縁がわ」の下木雄介さん。

まだ記憶に新しい8月、山中の温泉街をほろ酔いで散策している所、そっと佇むBARに心奪われ社員一同でふらりと入ったのが最初の出会いです。
今回も再び思いましたが、魔法でもかけられているんじゃないだろうかと思うほどに下木さんの出してくれるお酒は美味しい。そして今回のイベントにあったイカの塩辛のように、お酒に合う肴のチョイスが全くもって素晴らしい。お酒と肴が「やっと会えたね」と言い合っているようです。

そしてその「いい気分」が忘れられず、今回出張BARをお願いしたのでした。お酒の事のみならず、イベント作りについてもたくさん学ばせていただきました!「和酒BAR 縁がわ」もとっても素敵なお店なので、山中町にお越しの際はぜひ訪れてみてくださいませ。利き酒師の上級資格「酒匠」も取得されている方なので、気分にぴったり合うお酒を出してくれますよ!

和酒BAR 縁がわ facebook

いい気分、ほろ酔いの風景たち。

それでは最後に、みなさまのほろ酔いの良いお顔(スタッフ含む)をお届けします!

お越しいただいた皆さま、守田漆器株式会社の守田専務、小原さん、「和酒BAR 縁がわ」下木さん、津軽三味線奏者の打土井さん、ギター奏者の善本さん、誠にありがとうございました。

これからも東京と大阪のショールームを使って、楽しいイベントやワークショップを開催していきたいと思います。また何か企てた際は、ぜひぜひ遊びにお越しくださいませ!

ライター:水嶋 美和
カメラマン:古家 良和

イベント詳細情報

JTCW2016 期間特別ワークショップ 堺で山中の夜!山中漆器で酒と三味線を愉しもう。

※ イベントは終了いたしました。ご来場いただいたみなさま、誠にありがとうございました!

JTCW最後の夜「文化の日(11/3)」、大阪ショールームがBARになります。ローソファでくつろぎながら、片手には山中漆器のぐい飲み、中には石川県の地酒。津軽三味線の音が聞こえてくれば、大人の粋な時間の始まりです。束の間大阪に訪れる山中町の夜をぜひご堪能くださいませ。



場所:HAREM 大阪ショールーム  access
日時:2016年11月3日(木・祝)

【第一部】15:00〜17:00
守田漆器商品の展示・販売
参加費:無料

【第二部】17:00〜20:30
出張BAR:和酒BAR 縁がわ(石川県加賀市)※ラストオーダー 20:00
ライブ:打土井 拓(津軽三味線)
トークライブ:守田貴仁(守田漆器株式会社)×下木雄介(和酒BAR 縁がわ)
特別販売:山中漆器「ぐい呑み」USED販売(当日使用したものを特別価格で提供)
参加費:1,000円(1drink)

\Pick up !!/
17時からはローソファやこたつ、弊社の駐車スペースの焚き火にて暖を取りながらまったりと山中漆器と石川の地酒を味わっていただけます。
18時半からのトークイベントや津軽三味線ライブは必見!

●18:30~18:50 トークライブ ●
守田貴仁さん(守田漆器株式会社)× 下木雄介さん(和酒 BAR 縁がわ)による山中町や山中温泉の魅力に迫るトークライブです。
●19:00~19:30 津軽三味線ライブ ●
津軽三味線の講師なども勤める打土井 拓氏による津軽三味線ライブ。お酒を片手に三味線の音色をお楽しみください。

◎Barスペースのご案内◎
酒匠の下木さん厳選の地酒をご用意し、それらをグイッと呑める山中漆器のおちょこ「ぐい呑み」にてご提供。お酒の知識をさらに深めることの出来る、下木さんとのお酒トークもぜひ愉しんでください。

◎おしながき◎ 一杯 ¥250〜
■手取川 辛口 山廃本醸造
■獅子の里 純米吟醸 旬
■鶴の里 山廃純米 24BY
■にごり麦汁(麦焼酎)
(焼酎は水割り・お湯割り・炭酸割りもご用意しています。)
※お酒の種類は当日変更となる場合もございます。予めご了承ください。

ご用意しているおつまみ
■柚子糀塩辛 一皿 ¥250〜
-柚子の香りと麹の甘みがくせになるいかの塩辛です。和酒との相性も抜群です。-
乾き物のおつまみは一杯ごとについてきます。


参加方法:参加希望者が多い場合は、ご予約いただいたお客様優先でご案内させていただきます。
参加希望人数を明記の上、お問い合わせフォームよりご連絡くださいませ。


和酒BAR縁がわ

古民家を改修して2014年9月5日に開業。常時30〜40種類の日本酒を提供する。そのうち石川の地酒が9割を占める。カウンター5席、個室4席。営業時間は午前11時から午前0時。木曜休み。 facebook

下木雄介(和酒BAR縁がわ)

1984年9月、石川県加賀市山代温泉生まれ。小松工業高校卒業後、工場や清掃業などを経験。2006年から金沢市の酒問屋で勤務。その後、小売り酒屋、酒問屋、都内のオーセンティックバーでも勤めた。2013年には日本酒、焼酎の利き酒師の上級資格「酒匠(さかしょう)」を取得した。

打土井 拓(津軽三味線奏者)

2000年に津軽三味線を始め、2002年より講師活動を開始。2007年には奈良大学附属 高等学校の津軽三味線部外部コーチに就任。翌年よりYAMAHA音楽教室・よみうり文化センター等の講師を務める。2015年より浪速高等学校の古典音楽講師に就任。老若 男女・国籍問わず多くの生徒を指導し、現在までに200人を超える生徒指導歴を持つ。