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JTCW2016

「江戸からかみを摺ってみよう!」レポート

ワークショップ「江戸からかみを摺ってみよう!」体験レポート

 

東京ショールームでは豪華絢爛な屏風から、江戸からかみの柄が光に透ける照明、壁掛け、手軽なものではポストカードやランチョンマットなど様々な商品を展示・販売。JTCW 2016の初日となる10月22日(土)には体験型ワークショップ「江戸からかみを摺ってみよう」も開催いたしました。今回はその模様をお送りします!

いらっしゃいませ、職人さん!

お越しいただいた江戸からかみの木版刷の職人「唐紙師」小泉幸雄さん。

 

まずは職人さんの実演の見学から始まり、匠の技に一同感嘆の声。さらに小泉さんの軽妙な江戸っ子トークが炸裂で一同笑いっぱなしでした。
写真は真剣なご様子。否、作業はすべて真剣です!!!


実演では屏風ほど大きな紙で摺っていただきます。この日は上段、中段、下段と3回に分けて摺りました。

ここで光る匠の技!

このように大きな紙に数回に分けて摺る場合があるため、多くの木版はループできるような柄になっているのですが、その切れ目が分からないこと!柄合わせがとてもきれいでした。

この鞠のような柄のいずれかが、4つの版を組み合わせたものです。さて、どれでしょう?

匠の技に感動したところで、ワークショップの始まりです!

 

まずはどの柄で摺りたいか、木版をじっくり選びます!

 

嘉永…五年?西暦でいうと1852年?だから…164年前?すごい…

 

絵の具は「雲母(きら)」と呼ばれる石を砕いたものに、海藻からとる糊を混ぜて作ります。小泉さんは子供向けのワークショップもされているのですが、「これからの子供が味噌汁を飲まなくなったら海藻の説明が大変だ…」と懸念されていました(笑)。
粉末状・液状の時は白く見えるのに乾くときれいな銀色に光るから不思議!ここに色を足して使うこともあります。

 

これは篩(ふるい)と呼ばれる道具で、ここに絵の具を必要な量だけ塗って、版木の上にそっと置くことで絵の具を載せます。

 

ちょっとまだらに乗りますが、これが摺った時の木版摺りの「味」になります。絵の具を塗った後の篩を持たせてもらう所から手摺り体験が始まります!

版木に篩(ふるい)をそっと乗せていきます。強く押しつけると、版木の凹の部分にも絵の具が付いてしまうので要注意!

そっ…

 

小泉さんからOKが出たら、そっと紙を乗せて、やさしく紙をなでます。

そっ…

 

さらに小泉さんからOKが出たら、下からそ~っと紙を持ち上げます。

そ~っ…

 

ほぼ小泉さんの手ほどきありきですが…きれいに摺れました!摺りたてはこんな感じで、透明な中に微かにきらめきがある感じ。徐々にきれいな銀色が浮き出てきます。


こちらは一番人気だった「松の葉」。

摺るとこうなります!星座のようでかわいい。

ワークショップ後にフロフロで寛いでいるお姉さんたちをパシャリ。 写真では柄が分かりにくいですが、この微妙なきらめき加減が雲母(きら)の奥ゆかしくて美しいところです!

 

また、ご参加いただいた方と江戸からかみのステーショナリーを見ながら談笑していると、
「北欧デザインに全然負けてない!こんな柄が昔の日本にあったなんて!」
「この”カワイイ”文化こそ世界に発信していくべきなのではないか!」
「そう!東京オリンピックに向けて今こそ!」
と異常に盛り上がって楽しかったです。

終始賑やか&和やかなムードで、無事イベントは終了いたしました!
ご協力いただいた唐紙師の小泉さん、株式会社東京松屋さん、お越しいただいたみなさま、誠にありがとうございました。

追伸・・・

私は大阪のショールームに帰って、ランチョンマット?として使用しました! 唐草の柄がいまいち見えない…!そして鳩サブレーかわいい。

 

イベント詳細情報

※ イベントは終了いたしました。ご来場いただいたみなさま、誠にありがとうございました!

● 日時
2016年10月22日(土)
・第一回:12時から
・第二回:15時から
職人さんの実演を見学後、実際に木版手摺り体験をしていただきます。

● 場所
HAREM TOKYO(東京ショールーム)
〒153-0042 東京都目黒区青葉台3-13-14 B1
TEL:03-6455-1375

Category : JTCW2016
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