ショールーム案内
つみきソファ
つみきソファ

つみきソファができるまで

つみきソファの中材(※)はウレタンのみで構成されています。
ぶつけて痛いところがないため、小さなお子様のいるご家庭でも安心。壊れにくく、長くご使用いただけることから「ウレタン10年保証」対象ソファにもなっています。

そんなつみきソファの中はどうなっているのか、素材、構造、製造工程を順に追いながらご紹介いたします。
※中材…ソファの中身。カバーをかける前の、素材を組み合わせた状態のもの。

素材と構造

つみきソファ 素材と構造 つみきソファ 素材と構造

構造の特色

中材はバネや木枠を使わず、ウレタンのみで製作しています。中にはウレタンがぎっしり詰まって空洞が無いため、壊れにくくへたりにくい。また、バネや木枠の経年劣化による音鳴りの心配もございません。

素材と役割

中材のコア部分に中硬度のチップウレタンを使用。しっかり硬めでへたりにくく、ソファの耐久性や弾力を高めます

チップウレタンを覆う柔らかなウレタン。座面は二層構造になっており、座り心地の弾力と柔らかさを実現します

背もたれにもたれた際の衝撃を和らげるための柔らかいウレタン。勢いよくもたれても、背中をやさしく受け止めます。

座面のを覆う布製のカバー。中材とカバーの両方を保護し、ソファ全体の耐久性を高めます。

カバーに綿を挟んで縫製するキルティング加工を採用。カバーの「よれ」を防ぎ、見た目と耐久性を向上。座り心地・もたれ心地も柔らかに。

座面・背もたれの底面に使用。カーペットに多く使われる素材で、湿気に強く通気性が高い。カバーのマジックテープ部を貼り付けて、カバーを固定させます。

つみきソファができるまで ①

下張り

つみきソファ座面:中材のコア部分

「下張り」とはソファの中材であるウレタンを接着する工程のことです。吹き付けた接着剤の量や位置を確認できるよう、接着剤は緑色に着色されています。

ウレタンの端材を固めて作る「チップウレタン」は耐久性と弾力性が高いため、座面と背もたれのコア部分に使用しています。チップウレタンだけでは硬すぎるため、クッション性が高く柔らかい「スラブウレタン」を上に重ねます。

チップウレタンは空気に触れることで劣化しやすくなるため、接着剤でしっかり、ぴったり、隙間が生じないようにスラブウレタンで覆います。

つみきソファ座面:裏面以外をスラブウレタンで覆う

最後に、座面と背もたれの裏面にニードル式不織布を貼ります。ここにソファカバー側のマジックテープ貼ることで、ソファカバーと中材を固定できるように。

つみきソファ座面:裏返した状態

また、この素材は通気性が高く湿気に強く、中材の内部に湿気がこもりカビが発生するのを防ぎます。
※ 2020年7月より、裏面の素材をループパイル材からニードル式不織布に仕様変更。このページに掲載している写真はループパイル材を使用しています。

つみきソファができるまで ②

生地のキルティング加工

ソファのカバーを製作します。まずは、生地と裏地の間に綿を挟んで縫製する「キルティング加工」を施します。
キルティング加工を施すことで、生地にボリュームが出て座り心地が柔らかくなり、生地がよれにくくなるためカバーの耐久性も上がります。

使用する糸の色は生地に合わせて変えています。

この機械は40年以上の年代物で、日本にはもう数台しか残っておらず、マニュアルもありません。さらに季節や湿度、生地と糸の相性によりコンディションが変わってしまうほど繊細です。
操作やメンテナンスが非常に難しく、この工程に携わる職人たちは様々な試行錯誤を何度も繰り返したとのこと。「大変ではあるけれど、機械の調子が出た時は涙が出るほど嬉しい」と話してくださいました。

新しい機械を導入すれば、手が掛からずメンテナンスも楽になるかもしれませんが、古い機械を長く使い続けることで環境保全や商品のコストダウンに繋がると考え、今も大切に使い続けています。

職人曰く「この機械は手のかかる生き物のよう」。様々な理由はあれど、シンプルに仕事仲間としての愛着もあるのでしょう。この工程に職人の心がこもっているのを感じる印象的な言葉でした。

つみきソファができるまで ③

生地の裁断

手前モニターに映っているのはソファカバーの型

キルティング加工が施された生地をこちらの機械で裁断します。

裁断した生地のキルティングのラインがまっすぐになるよう、スタート位置に気を付けてセッティング。裁断しやすいように一度バキュームでぺたんこにします。(ぺたんこすぎるとキルティングのラインが見えなくなってしまうので、調整しながら)

よく見ると裁断されています

起毛している生地は、毛の流れる方向にも気を付けて。
座面は手前から奥に向かって毛が流れるように、背もたれは上から下に向かって毛が流れるように、座る瞬間に摩擦が起きない毛流れになるよう裁断しています。

キルティングが入った生地の裁断は難しく、以前は手作業でカットしていましたが、キルティング生地を使用したソファの人気が高まったことを受け、作業効率を上げるために機械化することに。
職人たちが機械の設定を微調整しながら試行錯誤を繰り返し、今はきれいに、かつての1/3の時間で裁断できるようになったそうです。

つみきソファができるまで ④

生地の縫製

裁断した生地をカバーに仕立てます。

キルティングの糸のほつれを防止するため生地の端をすべて縫い合わせ、オーバーロック(布の端がほつれないようにする「かがり縫い」のこと)をかけます。
※ 2019年9月より、オーバーロックをかけるよう仕様を変更。

パーツをつなぎ合わせて、ソファカバーに仕上げます。
キルティング加工を施せる生地の大きさの限度により、本体サイズがW1400mm以上のつみきソファは、座面と背もたれの中央に生地のつなぎ目が入ります。

つなぎ目が目立たないよう、キルティングの縫い目の幅に合わせてカバーを縫製しています。

つみきソファができるまで ⑤

上張り

「上張り」とは、完成した中材に、完成したカバーを取り付ける工程のこと。
ソファの仕上がりに関わる大事な工程なので、検品を兼ねて、糸の飛び出しがないか、縫製がきれいか、細かい部分をチェックしながら作業を進めていきます。

まずはウレタンの保護のためインナーカバー(上記写真の白いカバー)を取り付け、その上からソファカバーを被せます。

座面と背もたれ、それぞれの裏面にカバーのマジックテープを張り合わせて、中材にカバーを固定させてソファの完成です!

カバーを引っ張り過ぎると、カバーを傷めることになり、ソファの仕上がりも少しいびつになる。引っ張りが弱いと、座面にカバーが余ってパンっと張らず仕上がりがきれいにならない。絶妙な力加減で、ソファ裏面にソファカバーのマジックテープを少しずつ貼り合わせていきます。

つみきソファができるまで ⑥

検品・梱包・配送

下記の項目を確認した上で、梱包直前の状態を写真で記録し、梱包します。

・キルティングのラインが真っ直ぐになっているか
・キルティングのラインが背と座で合っているか
・カバー中央の生地の縫い合わせ部分が、キルティングの縫い目の幅と合っているか
・ニードル式不織布(ソファ裏面の素材)の接着が甘く無いか
・キズ、汚れ、いびつな部分が無いか
・生地に匂いが付いていないか
・注文内容とソファのサイズ、数、生地が合っているか

段ボールに送り状を貼って、あとは配送業者さんのお仕事です。つみきソファはウレタン10年保証対象ソファ。これから長く、お客様の暮らしに寄り添えますように!

ウレタン10年保証について

 

(取材&文:水嶋美和 撮影:森岡祐加 / 2020年3月)

※ 製造の効率化や商品改良のため、商品の仕様を適宜に変更しております。座り心地が変わる、デザインが変わる、価格が変わるなど、影響の大きい仕様変更を行う際はHAREMのHPにて詳細を掲載いたします。