中の人インタビュー:「ソファ選び」を「いい思い出」に。

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2024年11月で、HAREMは20周年を迎えました。パチパチ!

20年間の歴史(てんやわんや)は後述の『HAREM 20周年特設ページ』でご覧いただくとして…
この連載では「HAREMの中の人、こんな人!」をお伝えすべく、それぞれにインタビューして回ります。

どんな思いでローソファ、インテリア業界、自分たちの仕事に向き合っているのか。HAREMがどんな集団なのかを、この機に知っていただけると幸いです!

HAREM、20年間の歴史(てんやわんや)について、詳しくはこちらから!

HAREM 20周年特設ページ

他の「中の人インタビュー」はこちらから

連載第3回目となる今回は、東京ショールームの接客スタッフ・松本こと “松本さん” にお話を聞きます。私はあだ名で呼び損ねましたが、“まっつん” 派もいます。

東京ショールームに来たことがある方は、見かけた / 接客されたことがあるかもしれない…背が高く、個性的なファッション(特に靴下)の、あの男性スタッフです!

2024年12月の会議にて撮影。
写真左、顎に手を当て、訝しげに握り拳を見ているのが松本さんです。

HAREMで働く:接客スタッフ・まつもとの場合

名前:まつもと
勤務地:東京 中目黒ショールーム
勤務期間:6年
仕事内容:接客業務
趣味:アクセサリー作り。最近はライトに挑戦中。作る物のサイズが大きくなってきた。

ソファ専門店から、ローソファ専門店へ。

⸺ 松本さんは前職もソファ専門店の接客スタッフでしたよね。その前はどんなお仕事をされてたんですか?

その前は広告代理店で制作を手伝ったり、社内のインフラを整理したり、何でも屋みたいな感じで7年ほど。

趣味で作っていたアクセサリーの販売から接客業に興味が湧いて、デザイナーズソファ専門店に転職して2年半働いて、HAREMに転職して6年で、もう8年ぐらいソファの販売をしています。

⸺ ソファ専門店からローソファ専門店へ。HAREMに転職するきっかけは?

前職の店舗がECだけになるのを機に転職を考え始めて、ちょうどHAREMの求人を見つけました。

松本さんの勤務地「HAREM 東京ショールーム」にて取材。

お客様と直接関わる仕事がしたかったのと、前職でソファの奥深さを知ってもっと学びたいと思っていたので、タイミングの良さから縁を感じて応募しました。

HAREMの接客のお仕事、どんな感じ?

⸺ そこから働き始めて6年。松本さんは普段、具体的にどういうお仕事をされてますか?

主な仕事は、ショールームでお客様にソファのご説明・ご提案をすること。

また、ショールームに置くソファ、生地、レイアウトを決める「お店作り」も仕事の一つです。
ソファの位置や生地を変えると座られる回数や人の流れがはっきり変わることがあって、不思議で面白いです。

⸺「つみきスツール」の開発や「シン・デニム」の採用は松本さんが発起人でしたね。色々な展示会に出歩き回って、新しい素材や商品を見つけてきて、商品開発にも意欲的な印象です。

高身長でも足がはみ出ないオットマンとして開発された「つみきスツール しかく」
ソファの張り地としても使えるデニム生地「シン・デニム」

僕にとっては「商品開発」と「接客業務」は別分野では無くて、店頭でお客様の声を受けて、デザイナーや他スタッフに提案して、同じ線の上にあることだと思っています。

その提案が形になって、店頭でお客様の反応が返ってくるのも、また楽しいです。

つみきソファ+つみきスツール / 千葉県 H.O様
アルバソファ(生地:シン・デニム)/ 東京都 Y.I様

心がけていること、変わったこと。

⸺ ショールームでお客様と接する中で、心がけていることはありますか?

お客様にとって、ここに来たことがただの「ソファ選び」ではなく「思い出」になるといいなと思って接しています。

ソファの説明も端的に話すのではなく、ちょっとでも印象に残る言い回しや例え話を考えたり。
話のネタになりやすいから柄物の靴下を履いたり。自分がこういうの好きなだけってのもありますけど(笑)。

取材日、東京ショールーム近くの目黒川は桜の見頃が終わった頃。
東京ショールーム内の桜は満開でした。

HAREMで働いてから友達に「明るくなったね」と言われたことがあって、そういうお客様に笑って欲しい気持ちが日常生活にも影響したのかも。

HAREMってどんなお店?NLDってどんな会社?

※ NLD … 株式会社 NORTH LAND DESIGNS. の略称。ローソファ専門ブランド / ショップ『HAREM』の運営を行っています。HAREMの中の人はみんなここ所属!

⸺ 最後にちょっと難しい質問です。松本さんにとってHAREMはどんなお店で、NLDはどんな会社だと思いますか?

HAREMのショールームは玄関で靴を脱いで入るので、友達の家に遊びに来た感覚に近いのかも?
心がちょっと開いた感じというか、お客様のスイッチがオフになるのを感じます。

そこからは、空気を察しながら話しかけたり、遠くで見守ったり。ほどよい距離感があるのがHAREMのお店の特徴だと思います。

会社は、少数精鋭のプロ集団で、フットワークが軽くて小回りが利く。社員それぞれにスタイルがあって、それを大事にしてる会社ですね。

おまけ:私の偏愛ソファ「フロフロ」

フロフロ

▼ スタッフ・松本の “フロフロ愛せるポイント”
1. ソファの良さを体現している名前と裏コンセプト(お風呂お風呂~!)
2. 「ソファ=寝る場所」と言わんばかりに、とにかくゴロッゴロ出来ること。
3. 「ソファじゃなくない?」と言われるほどの斬新なデザイン。
4. であると同時に、機能美も感じられるミニマルさ。
5. 背もたれだけでも大活躍出来ちゃうところ。
6. 機能性が座ってみないと伝わりにくいので、店頭で感動してもらえることが多く嬉しいです。

最後に、接客スタッフ・まつもとから一言!

「まだまだ知名度の低い「床暮らし」と「ローソファ」というジャンル。万人に受け入れられるものではないかもしれませんが、結構良いんですよ!
他の家具屋さんには無いようなソファばかりで最初は戸惑うと思いますが、脚を伸ばしてだらっとごろっと、自由にくつろいだらきっとお気に召していただけると思います。
少しでも気になった方は、お子さまと、わんちゃんと、ご家族みんなでぜひ一度遊びに来てみてください。」

この看板の先で、お待ちしております。

取材後記

松本さんといえば柄物の靴下ですが、そんな理由があったとは。

もう一つ、松本さんといえば!
どこからか「こんな新しいのあるよ」「これHAREMに合うんじゃない?」を見つけてくる異国の行商人的なイメージもあります。また何か見つけたら教えてくださいね。

ちなみに、接客中の松本さんの雰囲気が分かる写真無いかな~と過去のデータを掘っていたら、こんないいものを見つけました。

2018年10月、豆柴のとらくんと。

めちゃくちゃ良い写真!

(取材&文:水嶋 美和、撮影:森岡 祐加 / 2024年4月)

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