赤ちゃんと“過ごす”場所『CotoToki』 -ソファ導入事例

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子育て世代じゃなくても、街や、広告で、名前だけでも知っている人が多いのでは?
1932年に創業し、世代を超えて多くの子育て世代を支え続けてきた企業『赤ちゃん本舗』。私も、あなたも、赤ちゃんの頃はお世話になっていたかも。

そんな赤ちゃん本舗の新たな取り組みが、『CotoToki(コトトキ)』。
0歳~未就学児向けに作られた “赤ちゃんとママ・パパが安心して過ごせる場” です。

2025年に1号店をオープンし、次いでオープンした2号店「ららぽーとEXPOCITY店」には、当店・ローソファ専門店HAREMの「フロフロ」を導入していただきました。素敵な取り組みに見つけてもらえてとても嬉しい。

という訳で、いつもはローソファのことばかりのHAREM MAGAZINEも今回は出張版!
2号店のフロフロに座りながら、『CotoToki』責任者の株式会社赤ちゃん本舗・武田渉さんにお話を伺いました。
『CotoToki』はどんな場所?どうして生まれたの?今後の展開は?

インタビュー:岸宗 大輔(ローソファ専門店HAREM 代表)
執筆・撮影:水嶋 美和

『CotoToki』ららぽーとEXPOCITY店

子育ての原体験から生まれた、新しい “過ごす場” 。

まだ社会になくて、必要だと思う場所。

武田渉(以下、武田):新規事業の研修で「自分自身の原体験が大事」と言われて、自分の子供が赤ちゃんだった頃のことを思い返したんです。

左からローソファ専門店 HAREM・岸宗、赤ちゃん本舗・武田渉さん

武田:その頃は店舗で店長をしていたんですけど、自分の職場にベビーカーで赤ちゃんを連れて行った時に、無意識にタスクを整理してスケジュールを立ててたんです。
「とりあえず離乳食を買いに行って、その次は新しい赤ちゃん服を見に行って、何時までにフードコートに行って、何時までにここを出なきゃいけない」って。

全然落ち着かなくて、もうずっと忙しくて。
自分が誇りを持って働いているお店ですら『タスクをこなす場所』になっていることに気付いて、すごくがっかりしました。

武田:自分の原体験として、まずそれを思い出して。

それから新規事業の研修で色々な子供の遊び場を見に行ったんですけど、3〜6歳ぐらいの子供たちが全力で走り回ってて、ここに赤ちゃんはハイハイさせられないなと思いました。

そんな2つの体験から、「ママとパパが0~2歳の赤ちゃんと安心して過ごせる場所を作りたい」と思うようになって。
コンセプトが決まって、そこを有料にするか無料にするかを話し合いました。

武田:「無料でいいんじゃないですか?」という意見もありましたが、僕自身がそれがまだ社会に無くて必要だと思うなら、ビジネスとして挑戦すべきなのでは?それなら、投資してもいい。という考えに至りました。

協力パートナーとして、ボーネルンドが環境設計や遊具選定などを担当。

「有料でやる」挑戦と意義。

「最低限機能する」以上の価値提供を。

武田:今って無料の遊び場がたくさんありますよね。企業が地域と連携している所もあれば、行政がやっている所も多くあります。

そんな無料の遊び場がある中で、『CotoToki』は有料でやる。

有料でやる以上は、無料と一線を画さなきゃいけません。
無料なら条件が「最低限機能する」でいいけれど、それでは実用性だけで情緒がない。僕らは「小さな子どもが遊ぶ」と「大人にとって居心地が良い」を考えて空間づくりしています。

例えば壁や床を優しい柔らかな色味で揃えたり、木漏れ日感のある照明を設置して、自然とリラックスできるように。

細かいところで言えば、置く家電もデザインにこだわってます。

その流れから、HAREMさんのローソファ「フロフロ」を導入させていただきました。

フロフロ

「ゆっくりしてね」を伝えるためのローソファ。

武田:実は、HAREMさんのローソファを置いたのは1号店の反省もあって。

武田:1号店にはママ・パパが座れるようにクッションマットを敷いてるんですけど、実際に運営してみると座ってくれず、赤ちゃんが床でハイハイしてるのを立って見てるんです。
「わたしがここに座ることで、誰かの赤ちゃんのハイハイを邪魔しないかしら」って遠慮してしまうんだと思います。

ママ・パパ・赤ちゃんがみんなで過ごせる場所にしたかったのに、赤ちゃんのためのプレイスポットになっちゃって。
なので、2号店では「座ってね」を感覚的に伝えるために、ローソファを探し始めました。

武田:赤ちゃんがハイハイする目線とママ・パパの目線が近くなるように、床に近いソファが良かったんです。
その上で、底つき感がなく、座り心地が良く、ちゃんといい家具であること。その条件でヒットしたのが「フロフロ」でした。

武田:座ってもらえてますよ!
普段の店内の様子はお客様が写っているためお見せできないので、こちら、僕の友人です。

武田:次の店舗ではもっと座ってもらえるように、よりソファらしい見た目の「つみきソファ」を検討しています。

つみきソファ

大人にとっても居心地のいい空間作り。

コーヒーで一息つきながら、赤ちゃんと過ごす。

武田:1号店の反省はもう一つあって、原色をたくさん使ってたんです。赤ちゃんの目には楽しい場所になったと思いますが、大人の目には疲れるし「ここで過ごそう」とはならない。それもあって、座らなかったのかなとも。

なので、2号店は柔らかい色味とほのかな高級感にこだわりました。大人にとっても居心地よく、大事にされていると感じられるように。

『アカチャンホンポ』の店舗と『CotoToki』を仕切る壁の高さも1号店より30~40cm高くして、店舗側からは『CotoToki』の中の様子が “見ようと思えば見える” ぐらい。『CotoToki』側からは、床やソファに座ると店舗が見えないぐらいの高さです。

店舗が目に入ると、タスクという現実が迫ってきますから…。

武田:あとは、木漏れ日のような照明を取り入れたり、フェイクグリーンを飾ったり。

色々な店舗や空間を見に行って居心地が良くなる条件を探したんですけど、どこも緑を垂らしてるな。「優しさ=緑」なんだなって。

武田:(しっとり頷く)

ソファに座れて、カフェみたいに一息つきながら、赤ちゃんが遊んでいるのを安心して見守れて、近い目線で一緒に遊べる。そんな空間を作っていきたいと思っています。

家に帰ってからも、みんながご機嫌で過ごせるように。

武田:無料の遊び場が増えたのは、社会的にはもちろん良いことなんですけど、無料が普遍化することで特にお母さんを縛ることになるような気もしてるんです。

武田:無料の場所がたくさんあるのに、何で有料の場所へ行くの?って。

例えばママが育休中の家庭だと、自分のためにお金を使うハードルが高くなる。
赤ちゃんが生まれる前は一人でカフェでゆっくり気分転換してた人もいると思うんですけど、それが贅沢のように感じてしまう。

そういう人に、「ここは赤ちゃんのための遊び場ですよ」という後押しになって、ゆったり過ごせる時間の入り口になれればなと思ってます。

武田:僕も同僚に言われて気付いたんですけど、ママとパパが一緒に赤ちゃんと遊ぶって、実は家ではあまり出来ないんですよね。なぜなら、家にもタスクがたくさんあるので…。

武田:そうなんです。赤ちゃんがハイハイしてるのをママとパパが一緒に見るだけの時間って、実は結構貴重で。

0歳~未就学児と安心して過ごせる遊び場は他にあまり無いので、『CotoToki』でそういう時間を過ごしてもらえたらなと思います。

武田:みんなの機嫌が良くなれば、その日の夜の過ごし方も変わりますよね。

僕個人のお父さんサイドの気持ちとしては、妻がご機嫌でいられるなら「何も気にせず行っておいで」だし「お母さんがゆっくり過ごせる場所を作ってくれてありがとう」って思います。

有料ですが、だからこその価値提供は出来るかなと。

武田さん、貴重なお時間をいただきありがとうございました!

(取材:岸宗 大輔 / 執筆・撮影:水嶋 美和 / 2026年9月)

ソファについて
・商品名:フロフロ
・サイズ:座面マットM×2、背ストレートM×2
・生地:(Premium Rank)ラムース メランジグリーン

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