ライフデザイナーだいごの四方山コラム
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コラム vol.51
スウェーデン住宅。暖かい北欧住宅の特徴とは?

スウェーデン

 スウェーデンと聞くと漠然とした北欧美女の国を想像してしまう今日この頃です。さて、2015年を迎え心機一転新しい事にチャレンジされる方もいらっしゃるのではないでしょうか。私の今年の豊富は「無理をしない」ですが、他の人から見ると例年特に無理をしていないように見られるのでどうなってしまうのかワクワクしてしまいますね!

 さて、今回はスウェーデン住宅についてのご紹介です。

『スウェーデンといえば』

 スウェーデンといえば北欧のスカンジナビア半島に位置する福祉国家として有名ですね。税金が高い分社会保障が充実しているため世界幸福度ランキングで毎年上位に位置する「幸せな国」としても知られています。

 古の時代には海賊や遊園地の乗り物で有名な「ヴァイキング」の本拠地であっためどこか荒っぽいイメージのある国ですが、現在は軍事的に中立であるという自他ともに優しい国へと変貌を遂げてしまったようですね。

 キシリトールやムーミンの国はスウェーデンではなくノルウェーです。よく混同してしまいます。

『スウェーデン住宅とは?』

 スウェーデン住宅とはスウェーデン特有の家の事です。日本家屋は日本特有の家であると同様にスウェーデンの環境に適応した住宅の事を指します。

 スウェーデンは緯度としては日本の北海道よりも北に位置する事からとても寒い国である事は確かですが、首都であるストックホルムなどはメキシコから流れ込む暖流の影響で意外にも北海道よりも暖かいという不思議な国です。

 ではこのような気候の国で暮らす人々はどのような住居を好んで利用するのでしょうか。

『スウェーデン住宅の特徴』

 スウェーデン住宅といえば輸入住宅の中でも一際人気を集める種類の住宅ですが、その特徴を一言で形容するなら「木」というキーワードがもっとも相応しいのではないでしょうか。

 木をベースに断熱材や断熱ガラスを採用し、断熱性や遮音性を高める事で寒冷地の厳しい環境の中でも寒さを感じる事なく暮らせるという強みを持つのがスウェーデン住宅です。

 そして、他の特徴は「大きな窓」と「広いリビングスペース」です。「大きな窓」により光を室内により多く取り入れる事ができ、リビングスペースを広くとる間取りもこの採光を漏らすことなく有効活用させるための施策の一つなのかもしれません。

 こういった住宅または「箱物」に合わせて家具や調度品を揃える事が重要となりますが、スウェーデン住宅にマッチする家具は鋭角を多様するものよりもどこか「ゆったり」としたものがよいですね。

 スウェーデン住宅を日本で建てようと思うと「寒冷地」「広い敷地」の2つを満たした土地を探す必要がありますが日本には寒い地域は山ほどあるのでその心配はいりません。中途半端に寒い地域の家が北海道などの極寒地より寒いのはまさに住宅にこのような家を採用するかしないかの差ではないでしょうか。

 沖縄にスウェーデンハウスを建てたら拷問でしかないように、寒いなら寒い、暑いなら暑いと住む地域を選ぶ事が実は住宅選びでは一番重要なのかもしれませんね。