食事・仕事・寝る編 ソファのサイズの選び方
「ソファに座る」も細かく分ければ、
「ソファでテレビを見る」
「ソファで雑誌を読む」
「ソファで食事する」
「ソファで仕事する」
など、同じ「座る」でも色々です。
ソファの上での動作は「寝る」もありますね。ソファでうたた寝最高。
〈ソファでくつろぐ〉は他の記事でも触れてきたので、ここでは〈ソファで食事・作業する〉〈ソファで寝る〉に絞って、ソファの選び方のポイントを紹介します。
さ、ソファの上で何しましょう!
ソファのサイズはこの6点をチェック!
ローソファで食事・仕事・宿題するなら
ソファでくつろぐ時は背もたれにもたれて脱力しますが、ソファで作業する時は背中を立てるか前屈みで、集中すると体に力が入ります。同じ「座る」動作でも姿勢は正反対。
ソファで食事・仕事・子供が宿題するなら、サイズ選びは
① ソファの座面の高さ
② テーブルの高さ
がポイントになります。
作業する上で、ソファの座面からテーブルの天板までの「差尺」は27〜30cmが理想的です。
それ以上あると腕の位置が高くなって腕が疲れやすく。それ以下だと必要以上に前屈みになるので、背骨や腰に負担がかかります。
ソファの座面の高さ別に、作業しやすいテーブルを検証してみました!
ソファの座面の高さ4cm~12cm:◎
座面の高さ4〜12cmのフロアソファは高さが座イスや座布団に近いので、ちゃぶ台やこたつぐらいの高さのテーブルと相性良好!昔ながらの床座スタイルです。
ソファの座面の高さ30cm:△
座面の高さが30cmのローソファの場合、テーブルの高さが57~60cmであればちょうどいい。
と言いたいところですが、この高さのテーブルはあまり流通していません(写真のテーブルは自作)。
テーブルは高さを調整できるタイプか、DIYするか、根気を入れて探す必要がありそうです。
ソファの座面の高さ20cm前後:×
座面の高さ20cm前後のローソファは、前屈みになると膝が立って邪魔になるのでテーブルでの作業に向きません。この高さのソファはくつろぎ専用!
↓のコラムでは、差尺以外にも気にしたいソファ選びのポイントを紹介しています。ソファで食事・仕事・宿題したい方のお役に立てるはず!
ローソファでごろ寝するなら
ごろ寝したいだって!?
それはまさしくローソファの出番です。
誰が何人どんな風にごろ寝するかにもよりますが、ごろ寝前提でソファを選ぶなら、
① 座面の奥行き
② 座面の低さ
がポイントになります。
みんなでごろ寝
ごろ寝したい派が複数人いる家族には、上の写真のフロフロがおすすめ!
広々とした座面マットと自由に動かせる背もたれが特徴で、どこでも座れるし、どこでも寝れます。背もたれが邪魔な時はソファの外にポイっとすればいいのです(優しくね)。
ソファの場所取り合戦に悩めるご家族の救世主になり得るローソファです。
座面の奥行きが大事といいつつ、しょっぱなから奥行きの概念を超越したソファを紹介してしまいました。
一人でごろ寝、小さな子どもとごろ寝
ごろごろ人数が1人なら普通の形のローソファで十分。男性の肩幅でも窮屈を感じずにごろ寝するには、座面の奥行きが60cm以上必要です。
子供と並んでお昼寝するなら or 寝返りを打てる余裕がほしいなら、奥行き90cm以上のソファがおすすめ。ちなみに、一般的なシングルベッドで幅が約97cmです。
と言いつつ、座面の奥行きが90cm以上のソファなんてそうそう見かけません。
が、背もたれを下ろして奥行きを90cm以上にできるソファはございます(キャリーソファ、フロフロ、つみきソファ)。
省スペースでもごろ寝
あまり広いスペースはないけれど、それでもソファでごろ寝したい!絶対したい!という方には、オットマン(足置き)をつなげて一時的に座面の幅/奥行きを広げる方法も。
気軽に動かせるオットマンなら、足を伸ばしてくつろぎたい時はもちろん、来客時はスツールとして、使わない時は立てかけて置けば(そこまで)邪魔にならないので、どうとでもなって便利です!
寝て起きたらソファとオットマンがバラバラになって体が床に落ちている可能性があるので、ごろ寝・うたた寝にとどめておきましょう。
大人二人でごろ寝
スペースが十分にあるなら、ソファを2台繋げてコーナーソファにするのも最高。
ご夫婦ともにごろ寝絶対にゆずれない派で、フロフロよりソファっぽさが欲しいご家庭におすすめです。
ソファがお部屋いっぱいに広がるので、見た目にも余裕と贅沢感が感じられます。
座面の低いソファが安心
ソファの上でうっかり寝落ちして、そのまま寝返りを打つとソファから転げ落ちてしまう危険も。とはいえ寝ている時は無防備です。
寝返りでソファから落ちることを考えると、座面は低いほど安心。
座面の高さが12cm以下なら転落時の衝撃もほとんどないので、ソファから落ちても「むにゃむにゃ、何かソファ硬いなあ…あ、床?」程度で済みそうです。
ベッドとしての使用について
マットレスのように見えるソファも、あくまで造りはソファ。
ソファとベッドでは、体重がかかる位置と時間、寝汗や体温による湿気のこもり具合が全く違うので、HAREMではベッドとしての日常使用を非推奨としています。保証対象外となるためご注意ください。
お昼寝用や来客用として一時的にベッドとしてご使用いただく分には問題はございません。その際は、寝汗やよだれ対策に一枚布を敷いておくと安心ですよ。
以上!〈ソファで食事・作業する〉〈ソファで寝る〉場合のソファのサイズの選び方についてご紹介しました。
ローソファ専門店なのでローソファに絞っての話になりましたが、ダイニングで使う前提のダイニングソファなんてのも他社さんにはございます。長時間の作業にはそちらの方が向いてるかも。
一方、ローソファはどちらかと言えば「仕事なんて忘れて思いっきりくつろいじゃおうよ!」というソファです。悪魔のささやき…天国への誘い…。
どこに重きを置くかで選択肢が変わります。
「こんな暮らしを送りたいけど、どんなソファがいい?」みたいなご相談も承ってますので、お気軽にお問い合わせくださいませ!