こたつに合うローソファの種類、選び方のコツ
温かくて懐かしい。こたつ、いいですよね。
そんなこたつも最近は省エネやスタイリッシュなものが増えて、人気が再燃中。それに伴って、当店・ローソファ専門店HAREMにも「こたつに合うと聞いて」というお客様が増えてきました。
そうなんです。めっちゃ合います。
このコラムでは「これを読めば全てがわかる！こたつ×ローソファ 完全ガイド」的な感じで、なぜ合うのか、どんなこたつがいいのかをご案内します。冬を最高にする準備をしましょう！
完全ガイドだから、もくじも長い！
こたつに（HAREMの）ローソファが合う４つの理由
座面高が低いから、こたつとソファでごろごろできる。
一般的なソファの座面高は平均35～45cmで、こたつの高さも平均35～45cm。
ソファの座面高とこたつの天板の高さがほぼ同じだと天板の下に足が入りにくく、ヒーターの温もりが十分に届きません。
こたつには座面高20cm以下のローソファがおすすめです。
天板の下に足がすっと入るから、ヒーターで足元からしっかりぬくぬく。体全体もほかほか。
いやいや、ごろごろってのはな？寝転ぶことを言うんだよ。
というストイックなごろごろ派には、座面高4cmのローソファがおすすめ。
ソファの座面と床の段差がほとんど気にならないので、ソファの上で、こたつの中で、文字通りごろごろと転がりまくれます。
こたつにしっかり入って暖を取るためには、ソファから降りなきゃいけない。そしたら、ソファでくつろげない。そのジレンマを解消するのがローソファです。
圧迫感が少なく、こたつと置いても部屋が狭くならない。
こたつ布団を纏ったこたつは存在感MAX。
一般的なソファは高さ75～85cmのものが多く、これまた圧迫感MAX。
この２つがタッグを組むと、それだけで部屋がパンパンになることも。この部屋、こんな狭かったっけなあ…。
せめてソファの圧迫感だけでも取り除きたい！そこで、ローソファ。
HAREMの座面高20cm以下のローソファは高さが38～57cmで、床、壁、空間になじみやすいスッキリとしたデザイン。
壁の余白が広くなると、天井を高く感じて、部屋が広く見えます。
部屋にゆとりが出来ると心にもゆとりが生まれ、こたつの時間がもっと優雅に。
空間がスッキリしていると片付けもはかどって、きれいな状態を維持しやすくなります。
※暮らす人の心持ち次第ではある
“座り疲れ”しにくい設計と、長く使える品質。
こたつから出たくないけど、座布団、座椅子、とりあえずな感じのローソファに座り続けると疲れてくる。なぜ？
その理由の一つは、柔らかいだけの座面。
座った瞬間は心地よくても、長時間座るには安定感が足りず、姿勢が崩れてきて腰や背にじわじわ負担がかかります。
もう一つは、長期使用によるへたり。
いつも座るところだけウレタンがへたったり、クッションの綿が偏ると、これまた安定した姿勢が保てません。
“座り疲れ” には他にも理由はあるけれど、ソファ側の主な要因はこの２つ。
HAREMは「安定感ある座り心地」と「長く使える品質」にこだわって、国内のソファメーカーと共にローソファを作っています。
だから、長時間座り続けても疲れにくい。
スタッフの使用実績が10年以上あるソファと、それに近い素材と構造のソファは、「ウレタン10年保証」を付けています。
ダラダラ推奨のローソファが姿勢の話をするのはちょっとアレな気もしますが、ただダラダラさせたいんじゃなくて、最高の気分で長い時間ダラダラして、立ち上がる時には元気になってほしいってこと！
コラム「つみきソファ、10年使えばどうなる？【耐久性試験と結果報告】」
日本の暮らしに合うデザイン。
HAREMはインテリアデザイナーが立ち上げたローソファ・ブランド。
だから品質や座り心地はもちろん、デザインが良いのも大前提でソファを作っています。
HAREMの前日譚として、1982年に誕生したスキップソファ（現行モデル：スキップ1ミニソファ）の開発があります。
「こたつと使えるソファ」をヒントに誕生したソファで、見ての通り座面がとてつもなく低いのが特徴。
大きなソファが主流の当時のインテリア業界では「これ、ソファ？」と言われたそうです。お厳しい…。
ですが、徐々に面白がってくれるインテリアショップが増えていき、今となっては40年以上売れ続けるロングセラー商品になりました。
スキップソファを皮切りに、そのインテリアデザイナーは多くの “日本の暮らしに合うソファ＝ローソファ” を作り、のちにHAREMを立ち上げて、20年経って今！という感じです。
と、ローソファとこたつとHAREMの切っても切れない関係をかいつまんでお話しました。こたつとHAREMのローソファの相性がいいのは当然っちゃ当然。
こたつの季節はもちろん、こたつ布団に隠れない時期こそが、デザイナーズ・ローソファ本領発揮の時。
良いデザインのインテリアが部屋の中にあると、毎日がちょっと嬉しくなりますよ。
こたつと合わせるならここ大事！ローソファ選びのポイント
こたつと合わせるなら、座面高20cm以下のローソファを！
冒頭で書いたことの復唱になりますが、大事なことだからもう一度…
こたつに合わせるなら、ソファの座面高は20cm以下がおすすめです。
座面高30cm以上のソファに座ると、自然と膝を立てて座る姿勢になり足を前に伸ばにしくくなります。
こたつ布団は被れるけど、ヒーターの下に足が届かないので足元から十分に温まりません。
こたつの高さ：38cm / ソファの座面高：33cm
座面高20cm以下のソファに座ると、逆に足を前に伸ばしやすい。こたつの天板下にも足がスッと入り、ヒーターの熱で足がしっかり温まり、全身ぬくぬく。
こたつでしっかり暖を取りたいなら、冬はこたつメインで過ごしたいなら、座面高20cm以下は鉄則と考えましょう。
座面高が低いほど、こたつとの相性は良い。
座面高20cm以下のローソファもいい。いいよ！でも、こたつに深く入りたいなら、座面高は低いほどいいです。
例えば、座面高12cmのローソファ。
ローソファの中でも座面高はかなり低めで、座った時の感覚もかなり床に近い。
こたつの天板下にも足がすっと入り、こたつ布団にも深く入れるので、こたつとの相性は抜群です。
ただし、ソファの座面と床の段差が12cmあるから寝転ぶには厳しい。段差、超気になります。
とはいえ寝転びたくなる時もある。その時は、おしりはソファの座面に預けたままで、こてんとソファに横になる形で。
でも体の大部分がこたつから出てしまうので、暖房を併用したり、ブランケットをかけたり、体が冷えないように工夫しましょう。
続いて、こちらは座面高4cmローソファ。
これ以上に座面が低いローソファは他店でも見たことがありません。
座った感覚は「床の延長にソファがある」感じで、座卓のこたつとは相性抜群。
ソファの座面と床の段差がほとんどないので、上に寝そべっても段差が気になりません。
よって、夢の「こたつから顔だけ出す新種の亀」スタイルが可能！こたつとディープにごろごろできます。
こたつでは寝ますよ？当然ですよね。
という方は、座面高4cmのローソファ＝スキップ1ミニソファ一択でよろしくです。
座面の奥行きが狭い方がこたつに深く入れる。
ソファの座面の奥行きによっても、こたつに入る深さが変わります。座面高ほどは重要じゃないけれど！
こちらは同じデザイン、同じ座面高で、座面の奥行きだけが違う「つみきソファ」と「つみきソファコンパクト」の比較。
ざっくりですが、
ソファの座面高：高い ⇄ 低い
＝こたつに入れる深さ：浅い ⇄ 深い
ソファの座面の奥行き：広い ⇄ 狭い
＝こたつに入れる深さ：浅い ⇄ 深い
ということが言えます。
何が言いたいかと言うと、「ソファの座面高がちょっと高めでも、座面の奥行きの狭さでこたつとの相性はカバーできる」ってこと！
例えばこちらは、座面の奥行きがコンパクトな「ロハスソファ」にこたつを合わせた例。
ソファの座面高：22cm / 座面の奥行き：55cm
ここまでおすすめしてきた座面高20cm以下をややオーバーしていますが、座面の奥行きが狭いのでこたつとも使えます。
✔︎ ソファからの立ち上がりやすさ、大事。
✔︎ だから、座面高20～25cmは譲れない。
✔︎ 部屋が狭いからコンパクトなソファがいい
という方は、座面の奥行き50～55cmのやや狭めなソファにするという選択肢も。
狭めといっても、座ってくつろぐには十分な広さです。
ソファらしい見た目にこだわるなら。
こたつとの相性、ソファの座り心地、機能性、耐久性も大事ですが…「デザインが好き」も超大事！心の栄養です。
ローソファは座面高が低いほどこたつとの相性が良くなる一方で、座面高が低いほど見た目の “ソファらしさ” が遠のきます。
こたつと使うためにローソファを検討しているけど、ソファらしい見た目は諦めたくない！という方には座面高さ20cmのソファがおすすめ。
座面高が20cmを超えると急にソファ然としてきます。目に見えぬボーダーラインがここにあるようだ。
さらなる “ソファらしさ” を求めるなら、ウッドフレームのあるソファがおすすめ。
ウッドフレームに大きな背クッション。ここまでやれば “ソファらしさ” どころの話じゃありません。どう見たってソファ！
さらなる “ソファらしさ” を求めて座面を高くすると、今度はこたつとの相性が悪くなります。
その場合は、木脚の付け外しができるソファにして、こたつの季節以外は木脚をつけて座面高を高くしましょう。
こたつにおすすめのローソファ ５選
こたつとローソファのことが分かってきたところで知りたい。じゃあ、どれを選べばいい？
HAREMでは15種のローソファを取り扱っていますが、その中でも特に「これはこたつにおすすめ！」なソファを５つに絞って、こちらの記事で紹介しています。
この５つからローソファを選べば「やってもーた！」的なことは起きないはず。
とはいえ、お持ちのこたつやご検討中のこたつがあれば、そちらのサイズも考慮してお選びくださいませ。
コラム「こたつと合わせるならこれがおすすめ！ローソファ５選」
こたつ×ローソファ 納品事例 ６選
こたつにHAREMのローソファを合わせているお客様から頂いたお写真とコメントを、セレクトして１つのコラムにまとめました。
このコラムでここまで色々書いてきましたが、ご愛用者様のレビューほど参考になるものはございません。か、かなわぬ〜
納品写真を見てるだけでも想像が膨らんでワクワクするので、お気軽にご覧くださいませ！
逆に、HAREMのローソファに合うこたつ
このコラムにメインで登場してもらったのは、「こたつテーブル Wells」と「こたつテーブル SAI」。
いずれも香川県に拠点を置く大正12年創業の国産家具メーカー「日美株式会社」によって製作されています。
こたつは昔ながらの野暮ったいイメージがありますが、「SAI」と「Wells」は無駄を削ぎ落としたスタイリッシュなデザイン。
こたつ布団をしまってからは、リビングテーブルとして活躍します。
もちろん、HAREMのローソファとの相性も抜群です。
年中出しっぱでいいなら、こたつの収納スペースも、こたつを出す労力もしまう労力も不要。これらのこたつを知った時、私は「こたつの新時代到来や！」と叫びました。心の中でね。
デザインのこだわり、こたつの機能面も含む商品詳細等は、以下のリンクよりご覧ください。
ローソファが気になってきたら…
資料請求やオンライン上でもうちょっと調べる。
HAREMでは全15種類のローソファを取り扱っています。
数だけ見るとめっちゃ多い訳ではございませんが、ローソファだけでこんなに数があるのは結構珍しかったり。
商品比較に向いているのは、全商品の簡単な情報と価格表を掲載したカタログ。比較しやすいように簡潔にまとめています。
一つの商品の情報を掘り下げたいならオンラインショップがおすすめ！
各商品ページにて、その魅力、どんなライフスタイルに向いているか、注意事項なども掲載しています。
とりあえずInstagramをフォローしておく。
Instagramでは定期的にローソファに関する情報を発信しています。
フォローしておくだけでローソファの知識が深まるので、「ローソファ、ちょっと気になるけどまだそこまでじゃない」方はとりあえずフォローしてみてください！筆者と仲間が必死こいてネタを考えています。
ショールームでソファを試してみる。
座面が好きな硬さ/柔らかさかどうか、造りはしっかりしているか、写真では伝わりきらないソファの印象など、ソファのリアルはショールームに詰まっています。
夏が終わるとこたつ＋こたつ布団の展示も始めるので、きっとイメージがしやすいはず。
また、ショールームスタッフにその場で質問・相談できるので、ソファ探しが一気に進みます！
ネットで調べすぎて眼精疲労になる前に、ぜひご来店くださいませ。
「おためしソファ」でレンタルしてみる
最長７泊８日でソファをレンタルして、家でソファの座り心地やサイズ感などを確認できる「おためしソファ」というサービスがございます。
ショールームの遠方にお住まいの方、忙しくて外出が難しい方、ピットリビングなどの特殊な間取りの方におすすめです。
対象ソファ、ご利用方法・特典、ご注意点等は詳細ページよりご確認ください。
他のコラムも読んでみる。
広く浅く軽く知りたい方はInstagramのフォロー、しっかり深く知りたい方は「HAREM MAGAZINE」がおすすめ。これこれ、このコラムが載ってるWEBメディアのことです。
右上の三本線タップでメニューをひらけば、検索機能やカテゴリで欲しい情報にすぐ辿り着けます。あれこれ触ってみてくださいね！
こたつ暮らしを変える、それがローソファ。
今一度人気が再燃しているというこたつ。当店にも、こたつと合わせる前提でローソファを探す人が年々増えてきてるように感じます。
こたつは省エネ！エアコンや床暖房と併用すれば節電できる！
とかとか調べるとそれっぽい理由が並んでましたが、「結局こたつが忘れられなかったんでしょ？好きって言いなよ！」という気持ち。
正直者の私は、実家に帰省してこたつを見るとよだれ垂らして瞬足でこたつにスライディングします。好きです、こたつ。
温かいのはもちろん、こたつで生まれる「今日さむ」「いやほんと」「あったけ〜」「アイス食べる？」「天才現る」みたいな中身のない会話も好き。身を寄せ合ってるとガードが下がるあの感じ。
でも、
こたつのためには、座り心地は多少妥協しなきゃいけない。
こたつのためには、ソファのデザインはいくらか諦めなきゃいけない。
こたつのためには、部屋の圧迫感は諦めなきゃいけない。
そんな我慢の多くをHAREMなら解消できると思って、この長いコラムを書きました。読んでくださった皆様、ありがとうございました。BIG LOVEです。
こたつ暮らしを変えるHAREMのローソファ。ご興味を持っていただければ幸いです。
